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小泉元首相の脱原発発言 [原発問題]

strong>小泉純一郎元首相の名古屋市内で講演(10月1日)が話題に!





小泉純一郎元首相の名古屋市内で講演(10月1日)が話題になります。

その内容とは

「原発ゼロを実現し、循環型社会を目指すべきだ」と早期の脱原発を強く訴えました。

脱原発、小泉純一郎発言.png


講演の内容は、元首相の立場として、しっかりしたものです。

政治家の発言の多くは、 政治がらみの損得を感ずるものが多いが、
今回の小泉純一郎元首相の講演の内容は、元首相の立場として、
力強さをかんずるものだ。

以下、小泉純一郎元首相の講演内容の抜粋です。

経済界の人と話をしていると、原発ゼロなんて無責任だと憤る声が多い。
わたしはそんな中で原発ゼロを主張しています。

放射性廃棄物、核のごみをどう処分するか、あてもないのに原発を
進めていくのは無責任ではないか。

先日、エネルギーの地産地消が進むドイツやフィンランドの「オンカロ」
という最終処分場を視察した。

最終処分場は四百メートルの固い岩盤をくりぬいた地下に埋める。
それでも原発四基のうち二基分しか容量がない。

そもそも今、ごみを埋めても十万年後まで人類がきちんと管理できるのか。

日本では野田佳彦前首相が一昨年暮れに事故の収束を宣言したがとんでもない。

原発は事故が起きれば人の健康や農水産物、地域への影響が計り知れない。
民間会社では負担しきれない。

原発を立地してもいいという自治体のためにどれだけの税金を使ってきたか。
汚染水対策も廃炉も税金を使わなきゃできない。

事故の賠償にこれからどれぐらいかかるのか。
原発のコストほど高いものはない。

第二次世界大戦で日本は無謀な戦争をして三百万人以上が命を落とした。
満州(現中国東北部)から撤退していれば戦争は防げたが「満州は生命線だ」
と撤退を拒否し、結局は国を焦土にした。

経済成長のために原発は必要だという意見があるが、そんなことはない。

戦争で満州を失っても、日本は発展したじゃないか。

原発の代案はない、今すぐ全廃は無謀という声も聞くが、政治がはっきりと
方向性を示せば代案は出てくる。

日本人は焦土からでも立ち上がった。
これという目標ができれば、官民が協力し、ピンチをチャンスに変える
特性を持っている。

今、原発をゼロにするという方針を自民党が打ち出せば、
一挙に(脱原発の)機運が盛り上がる。

(太陽光などの)再生可能エネルギーを資源にした循環型社会をつくるという夢に
向かって結束できる。

世界が必要とする安全な社会をつくるため、今はピンチではなくチャンスなんだ。


私は、小泉元首相の発言を歓迎する一人です。

小泉元首相は、今後、脱原発の訴えは、日本の方向性を変える可能性もある。
元首相であるだけに、発言力は強い方だ。

最近の小泉元首相は、人に会うたびに「脱原発」を唱えていると聞きます。

なぜ、小泉元首相が「脱原発」を訴えるようになったのか?

その理由は、大震災の後、NHKで放送された「10万年後の安全」
というドキュメンタリー番組を見て、衝撃的を受けたといいます。

それを機に、原発を勉強し、原発はゼロにすべきだという結論に至ったといいます。

自分の発言が、多くの政治家、安倍首相に伝わると分かって発信しているでしょう。
真意は、「早く原発廃止に踏み切った方がいい」 というアドバイスです。

政治がらみの損得でなく、将来を見据えての、真の国策として、脱原発を
再考できる発言となりそうです。

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tatenomore@gmail.com 迄

返信させて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之


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