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世界を救う…町工場の医療技術の話題 [ガイアの夜明]

ガイアの夜明け11月26日は、世界を救う…町工場の医療技術の話題です。

独自の技術と製品で海外にも評価されている町工場の医療技術
リバーセイコーとメトランという2つの町工場が紹介されていました。




商品が生まれるのには訳があります。
必要とさせるもの、作ろうとする人、時代背景により生まれます。
町工場の医療機器開発の技術が国内だけでなく、世界の命をを救います。

世界の患者を一人でも多く助けたい!そうすると家族も助けることができる!
強い信念で活躍している方がいます。

ガイアの夜明け 11月26日 医療用ハサミ.png
手術用の極小ハサミ

ガイアの夜明けで、町工場が生み出した「がんを切り取る極小はさみ」が
紹介されました。
長野県岡谷市にある株式会社リバーセイコー(有限会社リバー精工)という会社です。
従業員40人の町工場です。

創業者で、西村 幸(みゆき)(60歳)会長が、胃や大腸などのがんの手術をしており、
自分の経験をもとに、体に負担の少ない、極小はさみを開発しました。

昔から、長野の諏訪地域は、時計などの精密機械が盛んでした。
精密・精巧かつ細かな作業が必要で、さらに最小・最軽量は何か
歴史も由縁もありそうです。

部品も大きさが0.3ミリしかないといいます。
この、極小はさみは世界中で、ここでしか作れません。

会長の西村 幸には、強い使命感があります。
そんな中去年、会長は心筋梗塞でも倒れたという。命を削りながらのもの作り。
同じようながん患者を助けたいという強い信念があります。

世界の患者を一人でも多く助けたい!そうすると家族も助けることができる!

極小はさみを使う医師から、ブラジル人用の極小ハサミの制作の注文です。
外国人の内臓は脂肪が多いので今のハサミでは、滑る可能性があり、
ハサミの表面に、ギザギザを付けてほしいという依頼です。

期限は、1ヶ月以内でしたが、会長の西村さんは、3週間後には、わずか2ミリに
30以上のギザギザが付いている極小ハサミを完成させます。
この改良ハサミの威力により、手術は成功となりました。

今、極小はさみは、従業員全員でやっても1日30本しか生産することができなく
作っても注文に間に合わない。
今後、リバーセイコーは海外展開も視野に入れながら、新工場を建設し、
月3000本のハサミの生産体制を可能にしていくそうです。


ガイアの夜明け 11月26日 メトロン社の人工呼吸器.png

メトラン の子供用の人工呼吸器

未熟児を救う日本の医療機器の中で、新生児用の人工呼吸器は重要です。
これを開発したのは埼玉県にあるメトランという人工呼吸器の製造会社です。

1984年にベンチャー企業のメトランを創業したのが新田一福さんです。
ベトナム出身のトラン・ゴック・フックさんという方ですが、現在は日本に帰化
されています。

人工呼吸器というのは、そのハイリスクを恐れて、日本の医療機器メーカーは
研究や開発などが遅れていた分野でした。
「日本だけではなく世界の人々の命を救いたい」信念を持って取り組みました。

未熟児として産まれてきたような新生児は肺自体が未発達で、
通常の新生児と比較するととても小さいために、少量の空気を肺に送り込ま
ないと未熟な肺が耐えることが出来ないようです。

そのため、ごく微量の空気を、可能なかぎり細かく
未熟な新生児の肺へと慎重に送り込む仕組みが必要不可欠となる訳です。

創業から30年間、新生児向けに特化した人工呼吸器市場で、独自の先進
技術により現在の地位を築き上げました。

現在、日本の病院のNICU(新生児特定集中治療室)での9割がメトラン製の
ものが使用されているそうです。

メトランの新田一福さんは、自分の子供・孫に使ってもいい!
そういう気持ちで製品の制作を考えています。
命に関わる製品なので、機器は全て手作りといいます。

母国、ベトナムでの挑戦

ベトナムでは1000グラム以下の未熟児の4割は助からないといいます。
新生児用の人工呼吸器の不足も原因しています。

しかし、メトラン製の新生児用呼吸器は1台現地価格で700万円もするので、
ベトナムでは、多く導入できないという現実に、新田一福さんは母国のために
現地で開発することで、コストダウンした新型呼吸器を完成させます。

メトランはさらなるコストダウンと量産化に向けて、ベトナムに新工場を建設。
(規模は日本の工場の5倍位)コストダウンした新型機を量産して世界に輸出を
視野に入れているといいます。

メトランは、他社にはない独自の技術で、オンリーワン企業として成長しています。

アベノミクス「3本の矢」の1つである成長戦略の中に、“医療の輸出”が取り上
げられていますが、今後、海外に通じる日本の武器として、医療技術や機器に
大きな期待が高まっています。

日本人だからできる技術を、世界に向けて発信していきたいものです。
地球の命を守る日本の技術は、すばらしいです。

ご質問やご感想のメールは、お気軽に下さい。

tatenomore@gmail.com 迄

返信させて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之




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