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汚染水処理も問題だが、最終処分場の解決の道は?(小泉元首相の脱原発発言) [原発問題]

小泉純一郎元首相は、脱原発発言を繰り返しています。






小泉元首相は、原発は0にしたほういいと発言.png
小泉元首相は、原発は0にしたほういいと発言し続けています。

8月下旬、毎日新聞の政治コラムで「脱原発」を訴える小泉元首相(71)の
肉声が伝えられ時、自民党内でも大騒ぎになった事件がありました。

9月16日、主賓として呼ばれた披露宴の時、最後まで式場に残り、
挨拶にきた議員ひとりひとりに「原発をやめるべきだ」と訴えていたといいます。

9月24日。雑誌「PRESIDENT」の創刊50周年記念フォーラムのゲストスピーカー
として1時間の講演の時、聴講者200人の前で、「脱原発」の持論を掲げて、
繰り返し「脱原発」を訴ったえています。

小泉元首相がなぜ「脱原発」を訴えるようになったのか?

その理由は、
『大震災の後、NHKで放送された「10万年後の安全」というドキュメンタリー番組を
見たんです。衝撃的だった。自分なりに勉強して、原発はゼロにすべきだという結論
にいたった』と明言しています。

2013年9月8日、ブエノスアイレス2020年夏季五輪の招致演説での安倍首相の発言、
汚染水は「完全にコントロールされている」に対しても、

『いまだに漏れている。どこから漏れているのか、どっちに行くのか、大丈夫なのかさえ
分からない。現在も3000人の作業員が汚染水処理のために働いている。ヘルメットして、
マスクして、防護服を着て』  と、現実を訴えます。

歴史的に見ても、これほど大量の高濃度の汚染水が長期間漏れ続けている事態は
過去に例がなく、今後の事体も、予測不可能の事ばかりでしょう・・・。

小泉元首相は、当然ですが、日本の総理経験者として、自民党員としても、
その発言は、重要視され、また、強い影響力があります。

「脱原発」は、総理が決断すりゃできる事だ!と言い切る。

脱原発、小泉純一郎発言.png
最近、小泉元首相は、「脱原発」を訴ったえています。

福島第1原発では、
11月20日
東電、福島第1原発5・6号機の廃炉決定 11月中にも自治体の双葉町と大熊町に伝達
11月21日
福島第1原発4号機の使用済み燃料プールで保管する核燃料の取り出し作業に着手した。

水素爆発で大破した原子炉建屋のプールに、使用済み、未使用合わせて1533体もの
核燃料がある。事故から2年8ヶ月たって、気の遠くなるような廃炉工程が始まったばかり。

作業は、クレーンを操作して核燃料をプール内で輸送容器に移し、4号機から約100メートル
離れた共用プールに搬送する。
4号機からの搬出には約1年かかる見通しだが、炉心溶融が起きた1~3号機のプールは
放射線量が高く、作業の進展は今の所予測不可能といいます。

東電は廃炉終了に30~40年を見込んでいるが、根拠はないともいわれています。

汚染水問題・廃炉にする上での問題、いつ解決に向かうか全く見えない問題。
この問題は、時は解決できないし、責任もって、解決できる人もいないのが、現実です。

フランスのビュール村の最終処分場計画.png

12月2日 (月)報道ステーションはフランスのビュール村からの中継でした。
(古舘伊知郎キャスターと恵村順一郎コメンテーターが現地を取材)
地下500メートルにある研究施設に入るなど、原発先進国の現状のリポートでした。

この村の地下深くに、6年後、核の最終処分場の建設が始まる予定だ。
ビュールの地下には、130~160メートルに及ぶ、分厚い粘土層がある。
ここまで厚い粘土の層は珍しく、水をほとんど通さないことがわかっている。

放射性廃棄物などの地層処分は、地下深く埋めることで、放射性漏れを防ぐ
ことが可能になるという計画だが、水の影響がなく、安全に保管できても、
想定する貯蔵期間は10万年なのです。

未来に責任を持てない核ののゴミをどうする?

フランスが進める最終処分場の建設計画は、フランス北東部に位置し、
人口わずか96人のビュール村。3割が60歳以上で、村の失業率は20%近い。
大きな産業がなく、村は国内でも貧しい地域なのです。

最終処分場の建設に反対する活動家は「この村が選ばれた本当の理由は
(地層ではなく)人口が少ないから。そしてお金の問題」ともいわれています。

想定する貯蔵期間は10万年といわれる核のゴミは、福島の原発で、
2年8ヶ月たっても見通しさえつかないでいるのです。

今年は、偽装問題が、おおく問題にされました。
汚染水の事も、核の処分の事も、今日本が立ち向べき問題と思うのです。
未来に向かって、大きな決断が必要な時、核はこれ以上増やしてはいけない!

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tatenomore@gmail.com 迄

返信させて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之





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