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猪瀬氏は、裸の王様に! 佐藤綾子・日大教授のメッセージ [ニュースから学ぶ]

猪瀬氏辞職で、裸の王様に! 立場が一変
・・・佐藤綾子・日大教授のメッセージは、届かなかった・・・






政治家としてアマチュアだったといい、就任わずか1年の
辞職を表明した記者会見は、もはや力がなかった。

辞職前に相談したのは、東京都の幹部でも都議でもなく、石原慎太郎前知事と
川淵三郎・日本サッカー協会最高顧問だったというが・・・

このことから見ても、庁内で心を許せる相談相手を持つことができなく、
孤立の中で、八方ふさがり状況に、追い込まれていた姿状況だったのだろう・・・


辞職表明から1日たって、東京都議会での百条委員会もなくなった。
猪瀬氏は、辞職により、一定の責任を果たしたことによる。

テレビでの報道もなくなり、政治の世界は、こういうものかと驚く。

猪瀬知事の今回の一連の発言は、
ちょっとおかしい?政治をやっている発言と違うと感ずることが多かった。
総務委員会で、いち早く、知事としての1年分の給与を返上するといった
内容にも、早く事態を鎮めたいかのように映った。

11月に、問題が発覚してから、顔つきも発言も、おかしくかった。

12月3日に猪瀬直樹知事(67)の資金管理団体「猪瀬直樹の会」は
政治資金パーティーを開いた。猪瀬氏は冒頭で「申し訳ない」と謝罪したが
疑問符を投げかける結果となってしまった。

猪瀬氏を「個人商店の店主のよう」と形容し、「徳洲会の問題も、自分が
『こうだ』と言えば、多少おかしくても周囲は従うと勘違いしていたのでは」
という、東京都の幹部クラスもいる。

猪瀬氏は、政治家としてアマチュアだったと最後に言い残したが、不思議だ。

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猪瀬知事に通じなかった佐藤綾子さんの助言

佐藤綾子・日大教授のメッセージ、『裸の王様』(12月19日)

信州大学で猪瀬氏の1年先輩になる、日大教授(パフォーマンス心理学)の
佐藤綾子さんは、「上から目線で人のアドバイスを聞き入れなかった結果、
猪瀬氏は『裸の王様』になってしまった。

辞職は時間の問題だったが、言い訳する姿が連日のように報道されてしまい、
政治家の幕引きとしては最悪だった」と今回の一連の問題を評した。

佐藤綾子・日本大学芸術学部教授の11月下旬の発言~

東京都の猪瀬直樹知事(67)への批判が、日増しに強まっていた時、
11月下旬、佐藤綾子・日本大学芸術学部教授の記事に目が止まった。

猪瀬氏と同窓の信州大学出身で、日本大学教授、パフォーマンス学心理学専攻
の佐藤綾子氏は、「信州男児としてきっぱり自分で線を引いてほしい」と発言。
信州大で1年先輩にあたる佐藤綾子氏の発言は、的確だった。

佐藤綾子氏は50人近い政治家に自己表現法を助言してきたエキスパートで、
11月29日の猪瀬氏の会見での表情からも不可解と指摘している。

「相手(記者)の目を見て聞いて、目を見て答えることができていない。
うつむいているが、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん、上瞼の筋肉)が
動いている。下を見ることは防御心の表れで、上眼瞼挙筋が動くのは答えの
内容を考えている証明。真実ならば何万回質問されても答えは一つのはずで、
質問の答えを考える必要はない」

「100%本当のことを言っているとは、到底考えられない」と言い切っていた。

「正義感が強く、おべんちゃらも言わない。いかにも堅い信州人というイメージ
を持っていた」というが、1997年に副知事に就任してからは、その人柄にも
疑問を感じるようになった。

「会見などで自分のほうが相手より数段上という表情をする。人間の真は一貫性が
あって信用できるもので、本当の正義感があれば急に偉ぶるようなことはない」
と話す。

「江戸時代の儒学者、佐久間象山先生の出身地でもあり、信州人は正義感の強い
ことが誇り」と前置きし、同郷の猪瀬氏にこのようなメッセージを送った。

「100%本当のことを説明したうえでおわびをし、辞意を表明すべきだ。
もし社会が新生・猪瀬を求めるならば、もう一度知事をやればいい。
辞めるか、辞めないかは社会が決めること」

(佐藤綾子氏の発言を、原文で載せていただきました)

身内から、助言は、まったく届かなかった。





猪瀬知事の就任1年の記念日に、勝ち抜く力を出版、万時休す!.png
2020年のオリンピックを誘致できた『勝ち抜く力』を就任1年の記念日に出版。

猪瀬氏は、就任1年の記念日に、『勝ち抜く力』の本を出版した。
2020年のオリンピックを誘致できた勝ち抜く力を持つ猪瀬さんは、同じ日に
政治家として、最後の言葉、「政治家としてアマチュアだった」は、相反する。

1987年に「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
2001年には国の行革断行評議会委員などに起用された
2002年には「道路公団民営化推進委員会」の委員となり、改革の旗手と評判に。

数字を駆使して、論述するスタイルは、既得権益と戦う改革者に映った。

石原知事時代に、副知事を経験し、東電の株主総会で、東電病院の売却の
問題を指摘する姿は、猪瀬さんの勇士の発言に思えた。

石原前知事の後継としても、指名される程になった。

私人となると、いろんな話が出てくるものです。

東京都知事となってからは、約4万人の都庁職員のトップの座に就くと、
「約434万という得票がワンマンぶりを加速させた」と感じた職員は多い。
いつのまにか、絶対的な権力を持ったかのような言動になったとも・・・。

知事室に説明に入った幹部職員を怒鳴りつけるのは日常茶飯事。
前任の石原氏も「ワンマン」と言われたこともあるが、その中身が違うようだ。

作家に送る強烈なメッセージになった。
佐藤綾子・日大教授のいう、猪瀬氏は、裸の王様に!

権力を持ったこと、思いもよらないお金に誘惑。
どこかに、人間性まで変えてしまったようだ。

佐藤綾子氏発言ですが、
「100%本当のことを説明したうえでおわびをし、辞意を表明すべきだ。
もし社会が新生・猪瀬を求めるならば、もう一度知事をやればいい。
辞めるか、辞めないかは社会が決めること」

こちらで戦ってほしかった!

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最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之



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