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猪瀬都知事の5000万円借用証は簡単なもの? [ニュースから学ぶ]

猪瀬東京都知事は、徳洲会から5000万円借用していたというが・・・
政治の世界の借用証は、印鑑もない簡単なもの?




東京都の猪瀬直樹知事は11月26日午前、
昨年12月の都知事選前に徳洲会グループから、現金5000万円の提供を受けた
問題で改めて記者会見し、現金受領時に作成したとする「借用証」を公開しました。

猪瀬東京都知事の借用証会見.png
記者会見で借用証を示す猪瀬知事 (東京都庁で26日午前)

借用証は徳洲会グループの徳田毅衆院議員宛。日付は2012年11月20日。
猪瀬氏の自筆とみられる字で金額は「5.000万円」と記載されている。
住所と署名が書かれているが、押印はない。

猪瀬東京都知事は、借用証の形式を知らず、押印をしていないことを含め、
「借りたものは返すという信任があればいいと思った」と言い訳しているが・・・
あまりにも簡単な書式で、これが、借用証で通用するのは、政治の世界なのだろう・・

問題が大きく報道され、猪瀬東京都知事は、
「都民の皆様に多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」と釈明会見で陳謝していが、
「仕事をきちっとやることが償い」と、都知事を辞職する考えはないと発言した。

猪瀬都知事、5000万円の行方.png
猪瀬都知事と徳洲会とのやり取り


2012年11月20日、東京都知事選立候補表明前に、5.000万円借用した。
2013年9月17日、東京地検特捜部が、徳洲会に強制捜査後の、9月26日返却。

猪瀬都知事は5.000万円の現金を自宅に持ち帰り、妻の貸金庫で保管。
都知事選後の今年1月下旬ごろ、返却する旨を徳田議員に連絡したというが、
五輪招致などで多忙そして、妻の病死などがかさなり、しばらくは、は貸金庫を
開けることもできなかったと弁明。
徳洲会グループが公職選挙法違反容疑で強制捜査を受けた後の9月26日。
後日、借用証だけが徳田議員の事務所から猪瀬氏の事務所に郵送され、
スタッフが貸金庫に入れていたという。

会見の中でも、腑に落ちない部分もあり、発言もたどたどしい。
政治家の借用証は、印鑑もいらない簡単なものでいいらしい?
大金でも、現金が一番安心で、問題にならないらしい?


一般的な常識の事と思いますが、お金の貸し借りには、契約書がかわされます。
常識的には、猪瀬都知事の会見時の、借用証は通用しません。

一般には借用書と呼ばれますが、正式には金銭消費貸借契約書です。

金銭消費貸借契約書は、お金の貸し借りを目的といていますが、
支払いがない場合は不動産や動産(自動車や絵画・骨董)を、差入れるなどの
条件をつけることもできます。

金銭消費貸借契約書の内容に必要な記載。
 
 1)貸主、借主、連帯保証人の氏名・住所の明示
 2)現実に貸付た金額
 3)返済時期、(分割なら毎月月末など、明確な定める)
 4)返済方法(銀行送金か現金持参か)
 5)利息は年率で何%か
 6)遅延時の規定
 7)貸主、借主、連帯保証人の署名・捺印

以上はの内容は、最低限の記載事項であり、他に抵当権の設定、
強制執行認諾条項付公正証書作成の承認等必要であれば記載します。

金額の大小に関係なく、あとで問題が起こらないようにするものが、借用証です。
政治の社会は、問題が発覚すると、言いわけで、都合のよいものだけが、でてきます。

猪瀬東京都知事は、東京オリンピック誘致の時の興奮の顔は、戻ってくるだろうか?


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