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名護市長選 石破茂幹事長の500億基金はまぼろし? [ニュースから学ぶ]

突然の500億の基金に負けなかった!
名護市辺野古への移設に反対する現職の稲嶺進氏(68)が当選






沖縄県名護市長選は19日、投開票された。
名護市辺野古への移設に反対する現職の稲嶺進氏(68)が当選。

当 19,839  稲嶺 進   68 無現 (当選回数 2)
  15,684  末松文信   65 無新    

当日有権者数は46,582人。投票率は76.71% (前回76.96%)

名護市長選、移設反対の稲嶺氏が当選.png

沖縄県名護市長選は19日、投開票された。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設計画への賛否が最大の争点

名護市辺野古への移設に反対する現職の稲嶺進氏(68)が、
移設推進を掲げた新顔の前自民県議、末松文信(ぶんしん)氏(65)を
約4千票の大差で破り、再選を果たした。

名護市辺野古への移設について今後の課題は多くなった。

安倍政権は移設方針を堅持する考えとしても、今回の選挙で、道のりは険しい。
稲嶺氏は再選を決めた後の会見で、
「(辺野古の)埋め立てを前提とする手続き、協議を全て断っていく」と明言した。

沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事が昨年末に移設先の埋め立てを
承認している。選挙結果に関わらず、辺野古への移設計画を進める方針。

それぞれの思惑が違うために、移設に向けた作業は混乱が予想される。
移設の工期は全体で9年余りの予定というが、課題は多いだろう。


名護市長戦で飛び出した、500億円の名護振興基金.png

選挙で飛び出した、 名護に500億円基金 

名護に500億円基金」石破氏、市長選でアピール
自民党の石破茂幹事長は16日、名護市で市長選応援演説で、
名護市の地域振興に向けて500億円規模の基金を立ち上げる。
と、選挙で飛び出した勝利への道しるべ・・・

「名護が発展することで沖縄も飛躍的に発展を遂げる。
安倍政権として全面的に支援し、国、県、市が協力して新たに
500億円の名護振興基金をつくる」 

19日投開票の市長選で党推薦候補を応援演説です。

稲嶺候補は、これに対しお金で買われないようにと猛烈に
批判していた姿があった。





石破自民党幹事長の発言

2014年01月16日、名護市長選での買収発言!

人口6万人の地方都市に500億円の基金を提供するという。
選挙で、それも応援演説で!買収に近い話である。

チラシはできている。
これは選挙に関係なく、使われる基金なのか?
名護市辺野古への移設に反対する現職の稲嶺進氏(68)の元では、
幻の基金となるだろう。

それにしても驚いた。
今回の、石破幹事長の「500億円名護振興基金」発言は、
名護市民をだますだけでなく、選挙を結果を変えてしまうほどの金額だ。

チラシのうらに、財源は既決一括交付金と北部振興事業8年分と説明は
あるというが、選挙期間中に出すポスターにしては、グレーだ。

政府として、勝利の方程式に入れたものだろうが、選挙の本質を
変えてしまうほどの、不名誉と思う。

どんなに自民党がそして安倍政権が人気があろうと、
「アメとムチ」で民意を誘導しようとした手法は何回も通用しない。

長い間、普天間の「県外移設」を公約にしていた仲井真弘多知事でさえ
昨年の正月前に、首相から振興策などを示され時、埋め立て申請を承認した。
「さすがに首相だ」「いい正月になるなあ」と政府の方針を容認した。
首相から振興策は、想像以上のものと言っていたのが、不思議であった。

国策もある。沖縄の経済状況もある。どれを優先するにしても、今回の
選挙戦は名護市民を軽視し、しこりを多く残すことになる。

今回の名護市長選で沖縄振興策より基地受け入れを拒否した市民の選択が
正しかった、良かったいえる今後の名護市の発展を願いたい。

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tatenomore@gmail.com 迄

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最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之



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