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カネボウ化粧品の自主回収になった症状 [ニュースから学ぶ]

カネボウ化粧品の自主回収になった症状は、




化粧品の怖さを伝えるものになります。
日本で作られている化粧品でも、一つ誤れば大きな被害になるのです。

カネボウ化粧品 自主回収 テレビ 2013.png

今回、花王の子会社のカネボウ化粧品は、自主回収を決めて、報道しています。
花王とカネボウが、製造販売する美白化粧品54品目です。

今のところ、厚生省からは、何も発表ありません。
自主回収だけで、済まされるのか、薬事法といった法律が、ある以上
国も、しっかり対応するべき事件です。

被害の状況

「美白効果」をうたった商品を使用して、肌がまだらにしろくなる症状 、
「白斑」になる被害。
直径5センチ以上のあきらかな症状が確認できる数・・・2250件(23日現在)
カネボウの23日の記者会見では、これまでに、6808人から症状がでたと連絡があるという。

カネボウ化粧品 自主回収 症状 2013.png
カネボウ化粧品の自主回収となった症状

薬事法の認可をえて、製造販売している商品にこのような被害の症状が出たことは
大きな問題です。

会社側の言い訳


カネボウ化粧品の自主回収の報道 2013年7月23日


カネボウ化粧品の夏坂真澄社長の報告ですと、
お客様窓口には、2011年頃から、苦情が出ていたといいます。
しかし、たいしたことではないと思いこんでいたと。窓口担当者の
言葉で表現しています。
NHKの報道によると、被害のでた方に、病院での診察を勧めていたといいます。
会社は、病院を勧めた。病院は、その方の肌が、もっている病気と判断。
化粧品が、原因とは、認識しなかった。
会社から紹介を受けた病院では、被害の症状についての正しい判断は難しかった。

今回、自主回収に踏み切ったのは、会社と関係のない、第3者の皮膚科医師による
被害の症状報告によるといいます。

今回のリコールは、カネボウ化粧品にとっても、化粧業界にとっても、
大きな問題になります。
仮に、2011年の被害があった時に、被害症状が出ていることに、注視さえしていれば、
これほどに被害がなかったことになります。

今月19日の時点で、36万個を自主回収したという。
のこり、9万個が消費者の手元にあるといいます。

2013カネボウ化粧品 自主回収の商品 .png
カネボウ化粧品 自主回収の商品

カネボウ化粧品の夏坂真澄社長は、
「経営責任者として、発症された方が、完治するまでしっかり対応します」
といっている。
会社の対応は、被害の実態が把握できた段階で、医療費や通院費を過去まで
さかのぼって負担するとともに、賠償などについても基準を定めていくという。

被害を出した成分、ロドデノールとは

ロドデノールはカネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分。
高いメラニン生成抑制効果があるとして美白化粧品に使用された 
(ウィキペディアによる)

ロドデノールは、白樺の木(白い木)の成分を抽出に成功といわれ、特許も
とっている製造工程、自然派系成分と聞いていました。

ロドデノール、2008年には厚生省から薬用美白成分としての承認を得ています。

薬事法の認可をえて、製造販売している商品にこのような被害の症状が出たことは
大きな問題です。

本当は、昨年10月から、わかっていた。 8月6日 朝日新聞社報道

「白斑などの症状がでた患者が、カネボウ化粧品の美白商品に
陽性反応を示した」と皮膚科の医師が、指摘していた。
この時点では公表せず、自主回収は7月4日の発表となる。

半年以上にわたって、解決に踏み切れない会社の体制こそが、大きな問題と思う。
企業責任が、問われる重い事件だ。


ご質問やご感想のメールは、お気軽に下さい。

tatenomore@gmail.com 迄

返信させて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

タテノアトリエ  立野重之
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