原発再稼動の賛否と発送電分離の裏側 [原発問題]
原発再稼動の賛否について、最近のニュースから追ってみます。
①参議院選挙、マニュフェスト・広報からみる。
今、参議院選挙の真っ只中で、原発再稼動の賛否について、
各党の主張は、大きな、争点ではないようです。
原発再稼動の賛否について各政党の考え方
全体を見れば、今までの政治の流れ、、参議院選挙後に、
原発再稼動にむけて、大きく動くことは、間違いないでしょう。
この時期に、原発再稼動にむけた新たな規制基準施行の審査を
各電力会社がそろって出しています。舞台裏では、動き始めました。
参議院選挙の結果次第で、原発再稼動のスピードが変わりそうです。
東京電力は、新潟県知事とのやり取りで、少し遅れを
とっていますが、参議院選挙後に、解決させてしまうでしょう?
② 節電について、数値目標なし
今年は7月1日に政府から節電目標はなしとする見解が出されました。
一昨年・昨年は、計画停電も実施され、節電も大事であるが、
エネルギーの大事さを感ずる夏であった。
火力発電の再開もあり、電気の需要には持ちこたえられるとの見解だ。
もし足りないといった心配が生ずれば、国民は、危機感を持ち、
原子力再稼動の容認の絶好のチャンスともなる。
仮に足りていても、電気料金の値上げがある。
どのカードをとっても、流れは、原発再稼動に向いているのだ。
③発送電分離の法案が、廃案。
参議院選挙の前の通常t国会で、電気に関する
電気改革の大きな流れが消えてしまいました。
武田邦彦 (中部大学)さんの発送電分離に関する記事です。
参考 http://takedanet.com/2013/06/post_757f.html
この法案は、電気事業が、独占に近い形の状態に、
メスを入れることの出来る、価値のある、一歩でした。
選挙対策の票取りのためにだめになりました。
といっても、過言ではないと思います。
駆け引きが、うまいので、大きな問題としても、
ニュースで、大きくは、取り上げられません。
日本のエネルギー政策の発展のために、必要な法案でした。
日本の電力会社は、独占企業で、大きなお金・大きな力を
持ち合わせています。
都合の悪い法律には、力を発揮します。
発送電分離も、参議院選挙を見越してか、うまく逃げ勝ちました。
自民党の政策の頭脳には、ものすごい策略があります。
スピードの必要な社会で、遅れます。
この代償は、とても、大きいはずです。
④ 東電に、NOと言い切った、新潟、泉田知事!
参議院選挙中に、原発再駆動の再申請をしたかった、
東電のシナリオが崩れた。
7月5日。新潟県庁に、東電の社長の訪問した。
柏崎刈谷原発の再稼動申請の了解のお願いであったと聞く。
原発再稼動にむけた、申請後の事前了解?
多くの、マスコミの前で、原発再稼動の再申請の話のときに、
新潟、泉田知事は、お金か、安全か!と、東電の社長に質問した。
原発再稼動に向けて、まず地元了解を優先しないまま、進めていた、
東京電力に、約束を守る!を付きつけました。
30分くらいの会合で、話がかみ合わないのなら、お帰りください!
物別れになりました。
原発再稼動の賛否を、新潟で取材している番組がありました。
各地域によって、原発再稼動の賛否の反応が違うのです。
なぜか!?
間違いなく、原発交付金という、お金のせいです。
実際、原発の所在地、刈谷村では、交付金が、村の大事な収入です。
柏崎市も周りの町村も、この交付金によって、賛否が変わるのです。
そのお金が、地域の財政を豊かにします。
もし、その地域に住んでいたなら、簡単に反対できないでしょう。
地域により・人により、今持っている受け皿で、賛否の答えが変わるので、
原発再稼動の賛否の問題は、奥が深いのです。
⑤福島原発、吉田元所長の死
東京電力福島第一原子力発電所の原発事故で、3.11の事故の際、
最前線で指揮を取った、吉田元所長(58才)が、7月9日死亡したという。
死因は、食道がんというが、事故当時、浴びた被ばく線量からすると、
2011年11月に食道がんが見つかり、12月に所長を退き、2012年7月に
脳出血で倒れたという、。
これだけの記事をみたら、犠牲者の一人と感じてしまうが、
東京電力の広報では、死去と被ばくは直接関係はないと言っている。
実は、吉田所長は、すばらしい功労者です。
事故当時、現場の最高責任者として、首相官邸や本社との対立を
恐れず、現場の指揮を取った。
吉田所長の指揮が、最悪の事態を回避できたといわれる人です。
事故の際、東電の本社が、首相の了解が得られていないと、
海水注入の中止を命じたが、吉田所長はこれを無視し、海水の注入を
行っていた。そのために、被害の拡大を防ぐことが出来たというのだ。
東京消防署が出動し、命をかけて、放水の場面は、大きく報道された。
吉田所長の功労について大きく取り上げてもいい内容と思う。
⑥私の考え方ー賛否は、答えのない課題です。
原発再稼動の賛否については、私は反対の立場ですが、
電気は、日本の生活でする上で、必要不可欠のものです。
国民、一人一人が、ほんの少しでも節約してほしい!
を願いたい、今年の夏です。
3.11の東日本大震災で、2年5月たっても、まだまだ問題が
蓄積されています。
何年もかけて、つくってきた歴史・地域を一瞬でなくしました。
場所によっては、廃墟に向かっているのです。
原発再稼動に向けて、審査は、今までの流れからすると、
原発再稼動に向けた合法的な審査でしょう。
少なくとも、使用後の核燃料の処理についての、
抜本的な打開策がないと、原発は、限りなく、破滅に向かってしまいます。
火力発電の燃料費増加で、収支は悪化していると聞きます。
運転再開に必要な地元の了解は難しいが、
再稼動の稼動が遅れると、電気料金の再値上げの可能性も?
実に巧妙なテクニック!こんなことわざがありました。
政府も、自民党も、東京電力も、
風が吹くと、桶屋が儲かる!
ご質問やご感想のメールは、お気軽に下さい。
tatenomore@gmail.com 迄
返信させて頂きます。
お読みいただきありがとうございました。
タテノアトリエ 立野重之
①参議院選挙、マニュフェスト・広報からみる。
今、参議院選挙の真っ只中で、原発再稼動の賛否について、
各党の主張は、大きな、争点ではないようです。
原発再稼動の賛否について各政党の考え方
全体を見れば、今までの政治の流れ、、参議院選挙後に、
原発再稼動にむけて、大きく動くことは、間違いないでしょう。
この時期に、原発再稼動にむけた新たな規制基準施行の審査を
各電力会社がそろって出しています。舞台裏では、動き始めました。
参議院選挙の結果次第で、原発再稼動のスピードが変わりそうです。
東京電力は、新潟県知事とのやり取りで、少し遅れを
とっていますが、参議院選挙後に、解決させてしまうでしょう?
② 節電について、数値目標なし
今年は7月1日に政府から節電目標はなしとする見解が出されました。
一昨年・昨年は、計画停電も実施され、節電も大事であるが、
エネルギーの大事さを感ずる夏であった。
火力発電の再開もあり、電気の需要には持ちこたえられるとの見解だ。
もし足りないといった心配が生ずれば、国民は、危機感を持ち、
原子力再稼動の容認の絶好のチャンスともなる。
仮に足りていても、電気料金の値上げがある。
どのカードをとっても、流れは、原発再稼動に向いているのだ。
③発送電分離の法案が、廃案。
参議院選挙の前の通常t国会で、電気に関する
電気改革の大きな流れが消えてしまいました。
武田邦彦 (中部大学)さんの発送電分離に関する記事です。
参考 http://takedanet.com/2013/06/post_757f.html
この法案は、電気事業が、独占に近い形の状態に、
メスを入れることの出来る、価値のある、一歩でした。
選挙対策の票取りのためにだめになりました。
といっても、過言ではないと思います。
駆け引きが、うまいので、大きな問題としても、
ニュースで、大きくは、取り上げられません。
日本のエネルギー政策の発展のために、必要な法案でした。
日本の電力会社は、独占企業で、大きなお金・大きな力を
持ち合わせています。
都合の悪い法律には、力を発揮します。
発送電分離も、参議院選挙を見越してか、うまく逃げ勝ちました。
自民党の政策の頭脳には、ものすごい策略があります。
スピードの必要な社会で、遅れます。
この代償は、とても、大きいはずです。
④ 東電に、NOと言い切った、新潟、泉田知事!
参議院選挙中に、原発再駆動の再申請をしたかった、
東電のシナリオが崩れた。
7月5日。新潟県庁に、東電の社長の訪問した。
柏崎刈谷原発の再稼動申請の了解のお願いであったと聞く。
原発再稼動にむけた、申請後の事前了解?
多くの、マスコミの前で、原発再稼動の再申請の話のときに、
新潟、泉田知事は、お金か、安全か!と、東電の社長に質問した。
原発再稼動に向けて、まず地元了解を優先しないまま、進めていた、
東京電力に、約束を守る!を付きつけました。
30分くらいの会合で、話がかみ合わないのなら、お帰りください!
物別れになりました。
原発再稼動の賛否を、新潟で取材している番組がありました。
各地域によって、原発再稼動の賛否の反応が違うのです。
なぜか!?
間違いなく、原発交付金という、お金のせいです。
実際、原発の所在地、刈谷村では、交付金が、村の大事な収入です。
柏崎市も周りの町村も、この交付金によって、賛否が変わるのです。
そのお金が、地域の財政を豊かにします。
もし、その地域に住んでいたなら、簡単に反対できないでしょう。
地域により・人により、今持っている受け皿で、賛否の答えが変わるので、
原発再稼動の賛否の問題は、奥が深いのです。
⑤福島原発、吉田元所長の死
東京電力福島第一原子力発電所の原発事故で、3.11の事故の際、
最前線で指揮を取った、吉田元所長(58才)が、7月9日死亡したという。
死因は、食道がんというが、事故当時、浴びた被ばく線量からすると、
2011年11月に食道がんが見つかり、12月に所長を退き、2012年7月に
脳出血で倒れたという、。
これだけの記事をみたら、犠牲者の一人と感じてしまうが、
東京電力の広報では、死去と被ばくは直接関係はないと言っている。
実は、吉田所長は、すばらしい功労者です。
事故当時、現場の最高責任者として、首相官邸や本社との対立を
恐れず、現場の指揮を取った。
吉田所長の指揮が、最悪の事態を回避できたといわれる人です。
事故の際、東電の本社が、首相の了解が得られていないと、
海水注入の中止を命じたが、吉田所長はこれを無視し、海水の注入を
行っていた。そのために、被害の拡大を防ぐことが出来たというのだ。
東京消防署が出動し、命をかけて、放水の場面は、大きく報道された。
吉田所長の功労について大きく取り上げてもいい内容と思う。
⑥私の考え方ー賛否は、答えのない課題です。
原発再稼動の賛否については、私は反対の立場ですが、
電気は、日本の生活でする上で、必要不可欠のものです。
国民、一人一人が、ほんの少しでも節約してほしい!
を願いたい、今年の夏です。
3.11の東日本大震災で、2年5月たっても、まだまだ問題が
蓄積されています。
何年もかけて、つくってきた歴史・地域を一瞬でなくしました。
場所によっては、廃墟に向かっているのです。
原発再稼動に向けて、審査は、今までの流れからすると、
原発再稼動に向けた合法的な審査でしょう。
少なくとも、使用後の核燃料の処理についての、
抜本的な打開策がないと、原発は、限りなく、破滅に向かってしまいます。
火力発電の燃料費増加で、収支は悪化していると聞きます。
運転再開に必要な地元の了解は難しいが、
再稼動の稼動が遅れると、電気料金の再値上げの可能性も?
実に巧妙なテクニック!こんなことわざがありました。
政府も、自民党も、東京電力も、
風が吹くと、桶屋が儲かる!
ご質問やご感想のメールは、お気軽に下さい。
tatenomore@gmail.com 迄
返信させて頂きます。
お読みいただきありがとうございました。
タテノアトリエ 立野重之
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